Feb 11, 2006

相場のハナシ (壱)

 割と真剣に、相場をやります。モットーもポリシーもルールもあります。でもあえて他人に語るようなことはありませんでした。というのも、俺の相場はただ林先生の本を読んで、理解し、実行しているだけですから、俺の言葉より林先生の本を読んでもらった方がずっと「正しい」と思うからです。
 そう思っていたので、「株おせぇて」と言われても、真面目にやりたいと思っている人にほど「林輝太郎という人の本を読めば」と言ってきました。でも、どうやら人によっては林先生の本はかなり読みにくいらしく(そう、思う)、また少しは俺自身の言葉で語れることもできたかと思うので、ここで少しばかり書いてみます。まずは、少し長いですが、次の文章を読んでみて下さい。(ちなみに、この引用も読みやすいようにと少々なおしてあります。そして、これは林先生の文章の中でもまだ読みやすい方です(-.-; )

 「今の動きはうねりの底をつけつつある、と判断して分割して5000株買った」とする。幸い見込みどおりに上げてきた。
 三ヶ月で、狙いすまして売った。だが、そのあとも上げ続けた。「しまった」と下級の投資家は言う。大成功なのになぜしまったと言うのか不思議でならない。
 今までは、何千万円という損をしたのだから、それは「しまった」なのであり、今回は十分に利益を得られたのだから、こんなよいことはないのにどうしてしまったと言うのか。それは得べかりし利益を逃したこと、と、もうこれ以上は上がらないと判断したのが誤りであった、ということをしまった、と言っているに違いない。
 底から天井まで取らないと気がすまないのだろう。しかし、上の例でも、分割で5000株買ったのだから、大底値(大底の一点)で買ったわけではない。なぜ、そのときは「しまった」と言わなかったのだろう。
 また、たとえば、
   三ヶ月で300円幅上がった
 その三ヶ月で300円幅のうち、株を持ったのは一ヶ月半だけ、そして利益は150円幅だったら、もう天にも昇るくらい喜ぶべきことなのに、売ってから少しでも高値があると「しまった」と言う、その「しまった」を言わないようにならなければ絶対に株式投資で成功する投資家にはなれない

 一ヶ月半で150円幅取れたが、あと上がったら、
 「よかった、よかった。しかし、天まで上がることはないだろう。
  これからどこで天井になるか見極めよう」
と、上げの勢いが弱まってくるのを待つ心の余裕があってこそ、下げを取れるはずである。
 (林輝太郎 「うねり取り入門」 同友館)

 むろん向上心を否定するわけではありませんが、実現可能性のない夢を真剣に語ることほど虚しいものはないのです。特に、目的はただ一点「金を儲けること」につきる相場に関しては。
(続く)

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