Nov 3, 2008

うさぎお~いし かのやま~♪

 この前、「村上ラヂオ」についてユルイ内容でおかしかった(⌒▽⌒) って書きましたが、今度の村上さんはユルイを通り越して壊れてしまってました。その名は、「うさぎおいしーフランス人」(文藝春秋)。
 内容は、そだなぁ、村上さん本人の言葉をひくと、『すっごくくだらない』『まったく世の中のためにはならない』『脳減る賞』ものな感じです。皆さんがうっかり「そんなまた極端な。そう言いながらも、やっぱり村上春樹の作品、それとなく『グッとくる』部分があるんでしょ。私もちょっと読んでみようかしらん。」などと誤解をされたまま貴重なお時間を浪費してはいけないので、ちゃんと紹介しておきます。(本作はかるた形式で【あ】から【わ】まで小ネタが続きます。)
【う】うさぎおいしーフランス人

 フランス人「やっぱ、うさぎ、うまいっすね」
 子豚の釣り師「いや、なんといっても湯豆腐がうまい、ぶー」
 フランス人「パルドン、パルドン、ひょっとして、あなた出番を間違えちゃいませんか、ムッシュー?あれは『小鮒釣りし、かの川』であって、子豚の釣り師じゃありませんよ」
 子豚の釣り師「そんなことをいったら、あんただって思い違いをしている、ぶー。あれは『うさぎ追いし』じゃないか。うさぎおいしーじゃなくて」
 フランス人「でもね、フランス人ちゃんとうさぎ食べます。子豚の釣り師がどうして湯豆腐食べますか?ぜんぜん理屈にあいませーん」
・・・終始こんな調子の一冊です。他にも、フロイトのもとへ夢相談にやってきた女性は夢の中、入浴中にふと一本の糸を拾ったりしています(ちなみに、ニューヨークで風呂に入ってたんだってぇ)。
 えー、『ぜんぜん世の中のためにならないものって、ときどきは必要ですよね』って村上さんが言ってました。そうだよね。読む状況を間違えなければ、おすすめです。

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