Jan 6, 2009

野菜ソムリエ

(今日は珍しくぶつぶつ文句をいいます。なので、僕の文句なんか聞きたくないという方は今日はとばしてやって下さい。)

 近頃なにかと耳にする「野菜ソムリエ」。前々から僕もプロの野菜提供者としてしっかりとした野菜とともにしっかりとした知識も一緒に提供できればなぁと考えていたので、そんな資格があるなら勉強のモチベーションにもなるかしらと思い調べてみました。しかし、、、

 胡散臭い

なんとこの野菜ソムリエ(正式にはベジタブル&フルーツマイスター)という資格、資格認定試験のみを受験することはかなわず、養成講座なるものとセットで申し込まなければならないようです。しかも、高い(講座のみでも100,000円以上)。。。儲ける気満々やん( ̄ロ ̄;)
 まず、透明性を担保するためにも認定機関というのはすべからく何かを認定するか否かの判定だけをすべきだと思う。加えて、社会的な価値を付加すべく何かを認定するためには当然ながら認定者に社会的な権威が必要となろう。この点、国家や大企業のように既に権威が存在する機関ならいざしらず、日本ベジタブル&フルーツマイスター協会のごとく「世界で唯一の」野菜ソムリエの認定機関などの場合、当該認定機関が社会に対しクリーンで誠実な態度を示しつづけ、かつ認定された個々人の地道な活躍をもって次第に権威が生まれ、権威づけられた認定(資格)がようやく社会で価値を持つようになるのではないのだろうか。カネなんてそういう意味では最も気にかけなければならない対象だと思う。
 こういった点から、僕はこの儲ける気満々の「認定機関」そのものが胡散臭いと感じたのであって、そこで提供されるサービス(講座や試験)の善し悪しはもちろん不明です。もしこの先野菜ソムリエさんに出会うことがあり、その方がさすがの知識を有しておられたら単純に尊敬するだろうし、その知識が提供された講座や試験に大きくよるものであるなら、そのサービスもよいものだったんだろうなぁと思うと思う。ただそれはあくまで個々の野菜ソムリエさんの実質的な価値であり提供されたサービスの実質的な良さであって、名刺におどる「日本ベジタブル&フルーツマイスター協会認定 ベジタブル&フルーツマイスター」という表記の価値でないのは明らかです。資格のような何かを認定された証しというのは、それを有するものの実質を問わずともそれそのものが形式的に一定の価値を証明できるところに意味があるのだから。

 つまりです、結論としては、この仕組みは受験者の知識・技能を判定し一定の水準以上の者を有資格者として社会に公示するというものではなく、単なるよくあるフランチャイズビジネスでしょ、と。ロイヤルティー(受講・試験料、資格更新料)を払ったものに、ノウハウ(養成講座、認定試験)とブランド看板(野菜ソムリエの資格)を与える。本部であるフランチャイザー(資格認定機関)は集めたロイヤルティーを用いて、フランチャイジー(野菜ソムリエ)のビジネス環境を整えるべくブランドの強化を図らんとする(野菜ソムリエを浸透化)。
 日本ベジタブル&フルーツマイスター協会も、世界で唯一の野菜ソムリエの「認定機関」などと謳わず、普通に一企業として「消費者の野菜・果物への安心・安全意識の高まりをビジネスチャンスととらえ、野菜・果物に関する質の高い助言、提言を行う野菜ソムリエビジネスを世界に先駆けフランチャイズ形態で提供させて頂きます。」とでも言えばよかったのに。そうすれば、何ら胡散臭さなどなく、むしろ「なるほど~、そういうビジネスもありだよなぁ」と感心すらしたと思う。

 「野菜ソムリエ」という素敵な響きの資格にフラフラ~と寄っていったものの、びっくり胡散臭さに「なんでそんなことするかな~o(iДi)o」とショックだったので、一生懸命書いてしまいました。僕は僕で資格など気にせずちゃんと勉強してしっかりとした知識も一緒に提供できるよう頑張りたいと思います。もちろん日本ベジタブル&フルーツマイスター協会さんに悪意はありません。おわろ。

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