May 20, 2009

みな元気かしら

 ただいま午後4時27分。静かです。今日のような暖かく爽やかな春も最盛の時に、この部屋でこれほど静かな時間を過ごしたのは初めてです。
 通学路と住宅街の公園に面するという立地上、僕の部屋は晴れた日は日が沈むまで(ときには沈んでも)子たちの声が絶えることはありません。それはもう、激烈なうるささです。姿を見ない分、まるであの有り余るエネルギーが全て声に集約されているかのような錯覚すら起きます。されど僕の方ももちろん慣れたもので、「よしよし、今日も世界は平和だ」とハトの代わりに象徴としてはたらいてもらっている限りです。
 静かなる不穏です。読書にしろデスクワークにしろ静かな方が好ましいのは言うまでもないはずなのに、やはりこういう静けさは心地よくない。全然平和じゃない。
 伝染病の蔓延、いや、蔓延の危険性、ひいては戦争に象徴されるような具体的な社会不安というのはこういうことなんだと初めて実感しました。皆が高熱でうなされているわけでもなく、うちの中でDSに耽ってる子もたくさんいるのかもしれない。しかし、明らかにそこにあった平和は壊れたと感じる。普段いかに平和で、それがいかに有り難いもので、いかに脆いものであるかを、正直、僕の平和すぎる人生で初めて実感させてもらった。なるほど、こりゃ尊いものだ。

 僕としては一日も早くまたあの迷惑なけたたましさの中で村上春樹を読みたいなと心から願ってます。

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